「花束みたいな恋をした」の脚本家である坂元裕二が天才すぎる

坂元裕二さんという脚本家をご存じでしょうか?

数々の有名作を世に出しているので、名前を知らないという方でも坂元裕二さんの作品を見たことがある、聞いたことがあるという方は多いでしょう。

最近でも4年連続で1月期の連ドラを書き下ろしており、その人気は絶大なものとなっています。

今回は、そんな天才・坂元裕二とはどのような人物なのか、経歴から見ていきたいと思います。

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デビュー後大ヒットした東京ラブストーリー

坂元裕二さんは高校卒業後、フリーターをしながら脚本の勉強をしていました。

デビューのきっかけになったのは、19歳の時の第1回フジテレビヤングシナリオ大賞です。

その後、地元である奈良県から上京してテレビ局でアシスタントとして働きながら脚本家としての活動を続けていました。

そんな中、23歳という若さで生み出したのが「東京ラブストーリー」です。

最高視聴率は驚異の32%で、このドラマが放送される月曜日の9時には大半の女性がテレビの前で待っていたと言われています。

それだけのドラマの脚本をその若さで書いてしまったというところが、すでに天才の頭角を表していたと言えるでしょう。

テレビが嫌で逃亡し未発表の小説を執筆

東京ラブストーリーが大ヒットしてから5年後、テレビの仕事が嫌になったという理由で脚本家を休業し、ゲーム関連のシナリオを書いたり、小説を書いたりします。

3年間かけて1つの作品を書いていましたが、その終わらせ方が分からなくなり、結果的には未発表となっています。

その後、休業中に見た「きらきらひかる」というドラマに刺激を受けたことがきっかけで、テレビ業界に再度足を踏み入れます。

休業中は奥様である女優の森口瑤子さんが支えられていたとか。

公式のInstagramでも、さりげない応援に愛が感じられます。

とても、うらやましいです。

オリジナルドラマが次々にヒット

テレビ業界に戻った坂元裕二さんが手がけるオリジナルの脚本は、次々に大ヒット作品となっていきます。

日本だけではなく、海外からの人気も高かったのは、児童虐待をテーマとした「Mother」で、多数の国でリメイク版が放送されます。

その後も「Woman」や「問題のあるレストラン」、「それでも、生きていく」、「カルテット」など世の中に生きづらさを感じる方にフォーカスした作品が輩出され、世の中で大きな話題となりました。

2021年に放送された「花束みたいな恋をした」も大ヒットを収めました。

「花束みたいな恋をした」

恋をした2人がときめいた時間を共有し、

やがて、それだけではいられない現実と向き合っていく。

誰にでもあるせつない経験が見所だと思います。

「花束みたいな恋をした」

U-NEXT で今なら視聴できます。

のぞき見しているような会話をドラマに

多くの人の心を掴んで離さない坂元裕二さんの物語は、より生々しさを意識して作られているそうです。

街を歩いていると見かけたガラス張りの居酒屋の中で並んで会話をしている男女、その2人がどんな会話をしているのか覗いている第三者のような気分になれるように物語を進めていく。

このような作られ方をしているからこそ、ドラマを見ている視聴者がまるで自分の生活の一部であるかのような感覚となり、気づけばハマってしまう物語となっているのでしょう。

また、坂元裕二さんはたくさんの人に伝えようとしておらず、「こんな気持ちを抱えているのは自分だけ」と感じている人のために書いているそうです。

だからこそ、より深くまで心に浸透していく言葉や情景を描くことができるのでしょう。

少数派に向けて作っているはずなのに、大多数の人を魅了してしまう、それが坂元裕二さんの天才と言われる所以だと言えます。

「大豆田とわ子と三人の元夫」も

そんな大人の会話を楽しむドラマとなっています。

一度見出すと病みつきになること間違えなしです。

大豆田とわ子と三人の元夫はプライムビデオや FODでも観られます。

まとめ

いかがでしたか?これまで坂元裕二さんのことを知らなかった人でも、知らず知らずのうちにその作品のファンになっていたということもあるでしょう。

坂元裕二さんの作品はそれぞれ魅力がありますので、他の作品も見てみると異なる感動を味わうことができるでしょう。

ぜひこの機会に天才・坂元裕二さんの作品に触れてみてはいかがでしょうか?

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